続・宇宙-サイバーセキュリティ法の最後のフロンティア その1

第一東京弁護士会で、宇宙法部会というのがあって、そこで、宇宙とサイバーセキュリティについて、報告をしました。

このブログで、前に「宇宙-サイバーセキュリティの最後のフロンティア? 」と題して、(上)  (中)   (下)と、チャタムハウス報告書 (David Livingstone and Patricia Lewis)を紹介しています。

今回の報告は、このチャタムハウス報告書をご紹介しながら、これを法的な観点からみたらどのような問題があるのか、という観点からお話ししました。といっても、法的な観点からは、私の立場だと、従来の国際法・国内法の応用問題ということになるかなというところなので、報告自体は、時間の制限もあり、法的(特に国際法的な部分)については、あまり詳しくふれることはできませんでした。

お話させていただいた項目は、4つです。

  1. 背景
  2. 宇宙とサイバーセキュリティの事件簿
  3. サイバーセキュリティの脅威と技術的側面
  4. 宇宙とサイバーセキュリティの法的側面

私としては、2の事件簿を充実させたかったというのが大きな動機でした。

ロケット安全基準についてふれたエントリで、原子時計関係の論点をあげていましたが、それ以前にどのような事件があったのか、というのをきちんと洗い出したときに、宇宙におけるサイバーセキュリティの論点が見えてくるような気がしたのです。

関連記事

  1. 米国宇宙政策2020年-原則とゴール
  2. アルテミス計画と法(3)
  3. アルテミス「アコード」の意味
  4. 続・宇宙-サイバーセキュリティ法の最後のフロンティア その6
  5. 米国宇宙政策2020年-セクター間ガイドライン
  6. アルテミス計画と法(2)
  7. アルテミス合意 本文訳 (下)
  8. 民間衛星の攻撃対象性・攻撃の条件・民間による正当防衛の可否(武力…
PAGE TOP